事務所ニュース
キャリアパス制度の策定
平成21年10月度より2年6ヶ月間の予定で実施されている「介護職員処遇改善交付金」について平成22年度以降の支給を受けるためには、「キャリアパス制度」の確立が要件(交付金が減額されないための)となっています。
この機会に、人材育成型人事制度も整備を行い、それぞれキャリア形成を図り、それを日常の仕事で発揮し、かつ、それを経営側としてキチンと評価し、処遇・給与の改善を行い、長期的なマンパワーの発揮できる人事制度を構築することが必要です。
1.キャリアパスの要件
- 介護職員のポスト、仕事の明確化と能力、資格、経験の明確化
- 能力、ポストなどに応じた賃金水準
要件1
- 介護職員の職位、職責、または職務内容に応じた任用等要件を定める。
- 職位、職責または職務内容に応じた賃金体系(賞与を除く)を構築する。
- 上記の1、2の内容について、就業規則等の明確な根拠規程を書面で整備し、すべての介護職員に周知する。
要件2
- 資質向上のための計画に沿って、研修機会の提供または、技術指導の実施するとともに、介護職員の能力評価を行う。
- 資格取得のための支援の実施。
根拠規程の整備
キャリアパス基本3要件をクリアするために下記の規程を整備し、周知することが必要です。
- 資格等級規程を整備が必要となります。
- 行動評価規程の整備が必要となります。
- 給与規程の整備が必要となります。
- 能力開発の整備が必要となります。
2.人材育成型「人事制度」概要図
人事制度は、長期的雇用をベースとして、人事制度の改善をはかりながら、働きやすい職場、接続的に成長・発展する職場を目標して諸制度が相互に連動した人事トータルシステムです。
3.キャリアパス制度の策定の流れ
- 現状の人材制度の現状確認
- 現状人事制度の見直しの内容検討
- 各制度改定案の提示
- 検討・決定
- 新人事制度の説明(資料作成)
- 実施